2007年4月25日に手術を行いました。レポートや術後報告は現在作成中です。





■さらに悪化



2004年に再発してから小康状態を保っておりましたが、2007年1月にさらに悪化しました。

いつもならば、一日二日痛いだけで寝込むこともなく、ボルタレンの座薬で済んでいたのが
月のうちの半分、激痛で寝込んでいるといった状態になってしまいました。


数ヶ月様子を見ましたが、酷くなるばかりなので、近所の産婦人科で、内診、膣エコー、MRI
CA125の検査をしてもらった結果。CA125は異常数値で、エコー、MRIでは、二センチ大の病巣
があるかもしれないと言われましたが、ハッキリよく分からない状態です。


子宮はそんなに大きくなっておらず、過多出血もしておらず、卵巣も綺麗で合併症はなく
腺筋症のみということでしたので、さらに一ヶ月、様子をみているところですが、あまりの激痛に
耐えられなくなり、現在、懐かしのホルモン療法(ナサニール)で、一旦子宮を休ませています。
休ませているというか・・・時間かせぎといったところでしょうか。


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■霞ヶ浦医療センター 子宮腺筋症専門外来


休んでいる間、また色々と腺筋症治療について調べてみたところ、2005年に茨城県の
霞ヶ浦医療センターに、子宮腺筋症専門外来ができたとのこと。

(病院へのリンクはトップページの参考情報内に公開いたしました)

この病院は、厚生労働省の定める先進医療の初の対象として、腺筋症の高周波切除器を
用いた核出術が認可されており、私が2002年に、広尾MCで子宮保存手術をした当時は
まだ開業しておりませんでした。保険適応外が多い中、数百万という高額な医療費を払わなくても
済むといった点では救われる感じがします。



■初診・再手術を考える



経過観察をしていた近所の婦人科で紹介状を書いていただき、早速お話を聞きに行ってきました。
先生のお話では、現在、国で認められている腺筋症の手術は、広尾MCとこちらのとある病院しか
ないそうです。(私は、広尾MCでは再発しておりますので、残された病院はこちらのみという状態)


手術内容は、保存的手術です。


子宮腺筋症の核出術と、子宮形成術を行っているとのことでした。 
ひとつ気になるのは、腺筋症に関するデータが、数十人ほどで、まだそれほど多くありません。
また、絶対に再発しないとも言えません。しかし、今のところ再発した方は居ないというお話でした。
運良く、診察に行った時に、手術を受けた患者さんとお話もすることができ、医療スタッフの対応や
費用なども聞くことができ、緊急時の対応はとても良く、腺筋症においては素晴らしい技術を持った
チームだそうです。



診察を受けてみた私の感想としては、想像をするだけでも、沢山の患者さんを抱えているわけですから
診察時の患者への気配りなど構っていられないのが本音ではないかと思いきや、西田院長先生のお話が
とても丁寧で、どんな質問にも嫌な顔せず、時間をかけてちゃんと分かりやすく答えてくださいましたので
話を聞けただけでも心が休まりました。


あれから五年、どんどん医学が進歩して、このような病院ができていたことは、とても嬉しく思いました。 
数ヶ月のうちに、もう一度お話を聞きに行く予定です。そして、再手術をもう一度受けてみようと考えている
ところです。


追伸

その後、やはり手術を受けてみようと、2007年4月25日に手術を行いました。
レポートや術後報告は、また作成しようと思っておりますが、ブログの方に術後の様子などを語っております。
結果から言いますと、現在(2011年) 術後約4年が経ちましたが、2度の霞ヶ浦の経過観察と検査にて
再発もなく数年の月日が流れましたので、完治と言って良いのではないでしょうか。

費用について

治療に掛かったすべての費用は約36万。保険適応・加入していた生命保険なども含め、費用はほとんど
戻ってきましたので交通費だけで済みました。


西田先生、助けてくれてありがとう!!!